深い赤が魅力的です。
「逸品」キリムにアップしたのは、３０年位前に織られた贅沢な、コンヤの手紬糸を使った草木染めです。
当時、「コンヤニューウェーブ」と呼ばれた問屋さんグループが、現代インテリア空間をイメージしながら、伝統に従い織った結果出来上がったキリムです。
重量感があり、深い色調が美しいキリムですが、先祖と同じ工程の仕事が、とても価格の高いキリムになってしまいました。
とは言え、当時の日本はバブルの真っただ中です。それなりの数の贅沢品が、日本の各地にお嫁入りしました。
手元のキリムは、少しずつ褪色を見せ始め、草木染めの醍醐味を楽しませてくれます。