目の覚めるような赤色です!
「逸品」キリムにアップした、シャルキョイ・アンティークに、誰もが「ワー!」と声を上げます。誰にとっても、初めて目にする赤色です。
19世紀後半に染められたキリムには、当時、トルコ領だった北アフリカのカナリア諸島で盛んに生産されていた、コチニールと呼ばれるれる動物性染料が使われています。コチニールは、オレンジを含まないコッテリとした紅赤です。
コチニールだけでも贅沢なのに、織り手は、それに何かを加え自分だけの赤色を染め出しました。
偶然に手にした色を、「神様からの贈り物」と捉える彼女たちです。
100年以上の時間の経過にびくともせず、染められた当初の表情を見せているキリムが、100年とは長いのか?短いのか?を答えています。